借金整理の基礎

借金の整理には、その立場によって様々な手続き方法があります。

そもそも倒産とは?

誰しも会社を起こしたときには、事業や会社が永遠に発展していってくれるものだと思ってしまいます。

しかしながら、現実は厳しく、会社だって「生き物」ですから、いつまでも成長していくことはできず、いつかは終わりがやってきます。 現在、日本の中小企業の中には「事業を継承させるべきか、終わらせるべきか」 そんな辛い悩みを抱えている企業も少なくはないのです。

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継続か、それとも終結か・・・。

多くの悩みはここにつきます。 単純に負債の額だけで判断がつくものでもなく、企業者の思いも考えると、なかなか決断ができないこともあります。 そんな場合、まずは営業利益に注目してみましょう。

負債が多くとも、営業利益が出ているのであれば、事業を継続する方向で考えてもいいでしょうし、しっかりと資産と負債を洗い出してみると、まだまだ持ちこたえられそうだなんてことも多々あります。

倒産の形

会社の経営が成り立たなくなるのが倒産です。 一見「倒産」と聞くと、その会社は潰れてしまったのだななどと思いがちですが、じつのところ倒産というのは、経済的に破綻して債務の支払いが困難に陥っている状態になっているだけで、倒産した会社が消滅してしまうのかと言えば、そうではありません。

倒産処理には「再建型」と「精算型」があって、危機からの脱却を目的とした再建型の手続き、最終的には消滅となってしまう精算型の2つの手続きがあります。